当院は、独立行政法人 地域医療機能推進機構(Japan Community Health Care Organization: JCHO ジェイコー)の57病院の一つで、「JCHO高岡ふしき病院」といいます。
「地域住民のQOL向上に資するため、安心で質の高い医療を提供し、地域包括ケアシステムの要となる!」ことを使命としています。地域に密着している病院として、地域包括ケア病棟を活用した回復期医療を中心に、急性期医療や在宅医療を含む総合医療を実践しています。
地域の皆様に安心で質の高い医療を提供するために、急性期病院との病病連携、地域の診療所との病診連携、療養型病院や介護施設への橋渡し、介護・福祉などの行政手続き、在宅医療支援など、地域における医療・介護・福祉関連施設との切れ目のない医療連携体制を構築しています。
もし、病気に罹患されたら、躊躇なく当院へ受診して下さい。当院の優秀なスタッフが責任を持って、急性期医療を行います。より集中的な医療が必要であれば、病病連携を通して大学病院や市中病院へ直ちに紹介します。急性期治療の後、再度、当院へ転院して頂き、リハビリテーションを含めて回復期医療を行い、在宅復帰に繋げますのでご安心下さい。
また、当院の特徴としては、地域連携室や訪問看護ステーションを開設し、在宅訪問診療や訪問看護を積極的に行っています。健康管理センターでは県内企業を対象に職場健診を実施し、地域住民を対象に特定健診を含む健康診断を実施しています。病院に併設している利点を活かし、胃や大腸の内視鏡検査、マンモグラフィーや子宮がん検査などの婦人科的検索、骨密度測定、CT、MRIなど、様々なオプション検査を実施しています。そして、特定保健指導を積極的に行い、成人病の予防に繋げています。さらに、高岡医療圏で最初の病児保育室も開設しています。
教育面では、医師の研修制度としてJCHO版病院総合医育成プログラムを実施しています。さらに、富山大学附属病院、JCHO中京病院、JCHO東京山手メディカルセンター、厚生連高岡病院などの初期研修プログラムや富山大学附属病院の内科や総合診療科の後期研修プログラムの協力病院として、研修医を受け入れて指導をしています。
当院はJCHOに移行後9年間黒字を継続し、独立採算で運営しています。2019年9月1日より、電子カルテシステムの運用を開始し、診療の効率化と透明化を図り、医療レベルの向上に繋げています。2020年4月1日から、医学生・薬学生に対する奨学金制度を導入し、医師や薬剤師の確保に繋げる所存です。2020年4月1日に高岡ふしき(伏木・古府・太田)地域包括ケア講座というネットワークを開設しました。さらに2023年4月から「高岡ふしき地域包括ケアネットワーク」に改名し、連携する地域を拡大しました。高岡北部地域の医療・介護・福祉関係者の連携を深め、地域住民を主体とする地域包括ケアシステムの構築を目指しています。
以上、JCHOグループの一員として、高岡北部地域における地域医療に貢献できるよう、全力を尽くす所存です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和5年4月1日
JCHO高岡ふしき病院 院長 高嶋修太郎